【予約採用】日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度と申し込みの流れ
目次
奨学金制度の概要
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、経済的理由で修学が困難な学生を支援するための制度です。
奨学金には大きく分けて2種類あります。
- 給付型奨学金:返還不要。国の「高等教育の修学支援新制度」と連動し、授業料・入学金の減免も併用可能。
- 貸与型奨学金:卒業後に返還が必要。
- 第1種(無利子)
- 第2種(有利子)
- 入学時特別増額貸与奨学金(初回のみ、10〜50万円を選択可能)
なお、給付奨学金と貸与奨学金は同時に申し込みができます。
給付奨学金について
- 対象:2026年度に進学を希望する高校3年生(2026年3月卒業予定)や、過去2年以内に高校を卒業した人。高卒認定合格者や外国籍の人も対象となる場合あり。
- 学力基準:高校1年〜申込時までの評定平均が3.5以上、または学習意欲が確認できること。
- 家計基準:世帯収入や資産額に基づき、第1区分〜第4区分に分類。住民税非課税世帯や中間所得世帯も対象。
- 支援内容:毎月の給付額は学校の種類や世帯状況によって異なる。授業料・入学金の減免と併用可能。
貸与奨学金について
- 第1種奨学金(無利子):学力基準は評定3.5以上。経済的に困難な場合は基準が緩和されることもある。
- 第2種奨学金(有利子):学習成績が平均水準以上であれば可。月額2〜12万円の範囲で選択。
- 入学時特別増額奨学金:進学時のみ10〜50万円を選択可能。
返還は貸与終了の7か月後から開始。病気や失業時には救済制度もあり。
申し込みから採用までの流れ(予約採用)
- 書類受け取り:高校から「奨学金確認書」やID・パスワードを受け取る。
- 申込サイトで手続き:必要事項入力後、本人と保護者のマイナンバーをオンライン提出。加えて確認書類を郵送。
- 選考結果通知:秋〜冬に高校経由で結果を受け取る。
- 進学後の手続き:進学先から「進学届」提出用のIDを受け取り、インターネットで手続きを完了すると正式に採用。
注意点とサポート
- 手続き期限を守らないと採用が取り消される場合あり。
- 採用後も成績基準を満たさないと奨学金が停止される可能性あり。
- 不明点はJASSO公式サイト、相談窓口、公式SNSを活用可能。
👉 まとめ
奨学金は進学後の学びを支える大切な制度です。予約採用は進学前に準備できる安心の仕組みなので、条件を確認し早めに手続きを進めましょう。